1977年、高校在学中に『琴美の婚約者』で第3回別冊マーガレット新人長編マンガ賞佳作を受賞し、同年『キッスの代償!?』で高校生ながら漫画家デビューを果たす。その後「別冊マーガレット」や「デラックスマーガレット」にて『愛してナイト』、『デボラがライバル』など数々の人気作品を発表。そして1990年「別冊マーガレット」にて『イタズラなKiss』の連載を開始。当初は3話の短編の予定だったが、読者からの人気を受けて長期連載に変更され、乙女のバイブルとして圧倒的な人気を博した。しかし同作連載中の1999年、38歳の若さで急逝。未完だった同作はその後のアニメ化にて、生前のメモをもとにした結末が追加され完結している。
音楽業界にて、ディレクターとしてミリオンヒット作を含む様々なアーティストを手掛けるかたわら、企画制作や海外販売などで映像ビジネスに携わる。音楽・映像の両方でプロデューサーとしてマルチに活動しながら、多田かおる先生の夫である、西川茂氏と多田先生の生前から親交を深め、作品ネタとなるエピソードを間近で見聞してきた。また、2008年には「イタズラなKiss」未完部分のアニメ化を企画し映像化。それ以来「イタズラなKiss」関連作品の全てにおいて、企画または脚本監修、脚本家として参加している。そうした長年関わってきた作品への愛情が募り、また西川茂氏からの監督要請という依頼も重なり、本作の映画化における初監督を務めることになった。
1967年生まれ、北海道出身。映画、CM、PV等で数多くの作品につきキャリアを積む。近年の活動としては『わが母の記』(11)、『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(14)、『日本のいちばん長い日』(15)、『彼岸島デラックス』(16)でBカメラマンとして作品に参加。
1959年生まれ、新潟県出身。これまで手がけた作品に、『ベルエポック』(98)、『MONDAY』(00)、『空の穴』(01)、『火星のカノン』(01)、『リンダ リンダ リンダ』(05)、『青春☆金属バット』(06)、『幸福な食卓』(07)、『人生、いろどり』(12)、『チョコリエッタ』(14)、『無伴奏』(16)などがある。
1960年生まれ、岩手県出身。横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)卒業。『バトルヒーター』(89)で現場録音技師デビュー。『殺し屋1』(01)、『ゼブラーマン』(04)、『クローズZERO II』(09)など、映画学校同期の三池崇史監督作品に数多く参加。近作として『クローバー』(14)、『小川町セレナーデ』(14)、『シネマの天使』(15)など。
1958年生まれ、東京都出身。助監督から転身して編集部に。90年に有限会社フィルム・クラフトを設立。主な担当作品に『バッシング』(05、日本映画テレビ技術協会第6回映像技術賞・映像技術奨励賞)、『春との旅』(第20回日本映画批評家大賞・編集賞)、『ベトナムの風に吹かれて』(14)など。最近ではポストプロダクションプロデューサーも手掛けている。